幾何学の魅力について考える

シャビー

今日も一日おつかれさまです。
ふと見たカレンダーに
「心の矢は石にも立つ」と書いてあって
ブログも信念込めてやると
いい結果がでるかもしれません。

さて、先日ピカソの画集を読んでいました。
ピカソの代表作といえば「ゲルニカ」が思い浮かびますが、
かなり多作で15万も作品を残したとされています。

ピカソは売るセンスもずば抜けていて、生涯アートで生活できていましたが
対照的にゴッホは絵具を買うお金すらなかったとか。
ただ上手な絵を描けても食っていけない。
表現の世界で評価されることの厳しさを感じます。
前提はたくさんの人に見て知って、評価されて初めてアートと認識される。

そして、現代人が受け入れやすいアートとはなにかを考える。

日本のホワイト社会的な視点だと
キレイで整っていてバランスの整った状態を好む傾向にあるのではないか。
という仮説が浮かびました。

そこで出会ったのが幾何学の世界。
まず【ケルト紋様の幾何学】という本を読みました。

線が描く模様に魅了され、数の原理と人類の知恵がそこに詰まっていました。

古代社会では、線や数を使って測量や模様、様々な生活にかかわりをもっていて
発見をもたらしました。
遺跡に彫られた古代文字や紋様は歴史を表している。
この彫刻技術は万人に伝えるために使われていた事実から
現代でも伝わる作品ができるかもしれません。

さらにケルト人は
「恋愛・学問、詩を愛し、自由を求めて勇猛果敢に戦い、進歩的な民族で
社会における男女の地位に差はなく、敬意をもって自然に接し、技術習得に熱心だった。」

と、ありました。

おそらく、私のルーツはケルト人です。

いや、もうケルト人です。

読み進めると
計算しつくされた、線・円を使って
自然や動植物が表現され、どこか日本的な和を感じるものもあります。

時代毎に新しい模様が生まれ、伝承されてきた。

カタチは変われど、現代でも同じことで
過去からいままでは線でつながっていて、数で説明される。
「世界はすべて物語である」

そう言えると思います。


原点がここにあるような気がします。

引き続き勉強して
展示会に向けて製作活動を進めたいです。

ご覧いただきありがとうございます。

藏原将之

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