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【塗装】塗替えは無機の時代へ
2025.01.11
お知らせ
最近の塗料のトレンドと無機塗料の活用
近年、塗料業界では環境への配慮、耐久性の向上、デザイン性の多様化が進む中で、
新しい技術や素材を活用した製品が次々に登場しています。
特に無機塗料は、主流だったシリコン塗料に比べ、
優れた耐久性や機能性から注目を集め、
塗料のトレンドの一部を担っています。
以下に、最近の塗料のトレンドと無機塗料の特徴について解説します。
1. 環境配慮型塗料の需要拡大
環境意識の高まりから、持続可能性を重視した塗料が人気を集めています。
- VOCフリー塗料:
- 揮発性有機化合物(VOC)を含まない塗料が増加。
- 室内環境や大気汚染への影響を最小限に抑えることが目的。
- 健康や安全性を重視する住宅や商業施設で特に需要が高まっています。
- 水性塗料の普及:
- 従来の溶剤系塗料よりも環境負荷が低い水性塗料が主流化。低臭気で扱いやすく、DIY需要にも対応しています。
- リサイクル可能な素材の活用:
- 塗料の中にリサイクル素材や自然由来成分を取り入れる動きが進行中。
- 特にオルトレマテリアは様々なエコ素材を混ぜることができる。
- サステナブル建築の一環として支持されています。
2. 高耐久性と機能性の向上
塗料の耐久性や機能性の向上は、メンテナンスコスト削減や建物寿命の延長を目的とした重要なトレンドです。
- 無機塗料の普及:
- 無機塗料は、耐候性や耐久性に優れています。
- フッ素塗料と並んで外壁塗装や屋根塗装に採用されることが増えています。
- 一般的な塗料の寿命が8〜10年程度であるのに対し、無機塗料は10〜15年の耐久性が期待できます。
- セルフクリーニング機能:
- 無機塗料やシリコン塗料を中心に、雨水で汚れを落とす「親水性」を持つ製品が増加。外壁の美観を長期間保つことが可能です。
- 断熱・遮熱塗料:
- 建物の温度管理をサポートする塗料が人気。夏季の冷房効率を高める遮熱塗料や、冬季の断熱効果を持つ製品が注目されています。
3. デザイン性とカスタマイズ性の進化
塗料のデザイン性も進化を遂げ、多様な用途や要望に応えています。
- カラーバリエーションの拡充:
- 建物の外観やインテリアに調和する豊富な色が選べる塗料が増え、個性を重視したデザインが可能です。
- テクスチャ塗料:
- 質感を重視した塗料が人気。木目調や石材調など、リアルなテクスチャを再現できる塗料がインテリアや外壁に使われています。
- 特殊効果塗料:
- 光を反射するメタリック塗料や、蓄光効果のある塗料が商業施設や特別な空間で使用されています。
4. 無機塗料が注目される理由
無機塗料は、トレンドの中心に位置する塗料の一つであり、その特性から多くの分野で採用が進んでいます。
(1) 耐久性の高さ
- 無機物が主成分であるため、紫外線や酸化、熱に強く、長期間美観と機能を維持できます。
- フッ素塗料と比較しても、より硬度が高く、劣化が少ないと評価されています。
(2) 防汚性と耐熱性
- 無機塗料の親水性により、雨水が塗膜表面を洗い流すため、汚れが付きにくい特性があります。
- 高い耐熱性を持つため、太陽光による熱劣化や塗膜の膨張・収縮の影響を受けにくいです。
(3) 長期的なコストパフォーマンス
- 初期費用は高めですが、塗り替え頻度が少なく、長期的には経済的な選択となります。
- 外壁や屋根だけでなく、産業用施設や特殊環境での使用も増えています。
まとめ
最近の塗料のトレンドは、環境への配慮、高機能性、デザインの多様化に集約されます。
特に無機塗料は、耐久性、防汚性、コストパフォーマンスの高さから注目を集めており、
一般住宅から商業施設、産業施設まで幅広い用途で採用されています。
これらのトレンドを背景に、塗料の選択肢はさらに広がり、
建物の美観維持やメンテナンスコスト削減を実現する製品が次々に登場しています。
塗料の進化は、建築業界やユーザーの多様なニーズに応えるだけでなく、
持続可能な社会の実現にも寄与しています。
合同会社装麗では、塗料のプロの専門知識を活かした高品質な塗装サービスを提供しております。
熊本を拠点に、福岡、鹿児島など九州圏内で
住宅の塗替えから特殊塗装技術を用いた施工、什器の製作まで
お客様のニーズに合った幅広い仕上がりを提供します!
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