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塗料の主な成分
2025.02.05
塗料について
建築、設計に関わる方、
塗り替えを検討の方も、
知っておくと塗料選びに役立つ基本的な構成を解説します!
塗料の主な成分をわかりやすく解説!
塗料は単なる色のついた液体ではなく、
複数の成分が組み合わさって機能する科学的な材料です。
主な成分は「樹脂」「顔料」「溶剤」「添加剤」の4つ。
それぞれの役割をわかりやすく解説します!
1. 樹脂 (塗膜の基礎を作る主成分)
✅ 役割:塗料が乾燥した後に「塗膜」を形成し、耐久性や密着性を決める。
✅ 主な種類
- ウレタン樹脂(弾力があり、剥がれにくい)
- シリコン樹脂(耐候性が高く、外壁塗装で主流)
- フッ素樹脂(高耐久で長寿命)
- 無機塗料(紫外線に強く、最も高耐久)
🔹 塗料の性能を決める最も重要な成分!
2. 顔料 (色や隠ぺい力を決める成分)
✅ 役割:塗料に色をつけ、下地を隠す。
主な種類
- 着色顔料(赤・青・白などの色をつける)
- 酸化チタン(隠ぺい力が高く、白色塗料に必須)
- 防錆顔料(金属の錆を防ぐ)
🔹 顔料が多いと隠ぺい力が高く、少ないと透明感のある塗膜に!
3. 溶剤 (塗料を液体状にする役割)
✅ 役割:塗料を適度な粘度にし、塗りやすくする。乾燥後は揮発して残らない。
✅ 主な種類
- 水性塗料(主成分は水) → 環境に優しく、臭いが少ない
- 溶剤系塗料(シンナーや有機溶剤) → 機能性が高いが、臭いが強い
🔹 臭気のトラブルが心配、匂いが苦手な方は水性塗料を選ぶ!
4. 添加剤 (性能を向上させる成分)
✅ 役割:塗料に特殊な機能を持たせる。
主な種類:
- 防カビ・防藻剤(カビや藻の発生を防ぐ)
- UVカット剤(紫外線による色褪せを防ぐ)
- レベリング剤(塗膜をなめらかに仕上げる)
- 防泡剤(塗装中の気泡を抑える)
🔹 常に新しく多様な機能の塗料が生まれています!
まとめ
塗料は 「樹脂(塗膜の基礎)」+「顔料(色)」+「溶剤(液体化)」+「添加剤(性能向上)」 の組み合わせで成り立っています。
成分 | 役割 | 例 |
---|---|---|
樹脂 | 塗膜を形成し、耐久性を決める | シリコン、フッ素 |
顔料 | 色をつけ、下地を隠す | 酸化チタン、防錆顔料 |
溶剤 | 塗料を液体化し、塗りやすくする | 水、シンナー |
添加剤 | 特殊機能を付加する | 防カビ剤、UVカット剤 |
塗料の種類や性能は、
これらの成分の組み合わせ次第で大きく変わります。
塗装の目的に合った塗料を選ぶことが、
長持ちする塗装のカギです!
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