毎日出し切って寝る生活を続けてきて
やっと体と脳の容量が上がってきました。
あっという間に4月に入りました
去年は思っていたよりも結果がでたので
驕ることなくフレッシュな気持ちで
もっと充実した一年にしたいです。
価格と価値について
単に高価格だから高級品なのか
逆に高級だから高価格なのか
ここを明確にするには
製品が完成するまでの背景を知る必要があります。
つまり、高価格だから高級品は
あまりに安直であると言えます。
製品化工程から運搬また搬入といった物流コスト
下地調整から仕上げまでの施工の技術費です。
ここまで完成するまでに
かかったコスト(原価)から全てのコストを計算して
品質のみで価格を設定すると
適性な価格設定がわかります。
工程毎に品質を高めれば
おのずと価格も上がります。
しかし、ここに希少性が乗っかると価格が跳ね上がります。
これはプレミアム思考で
手に入れにくいことに価値がついる状態です。
我々はプレミアムではなく
ラグジュアリーを目指していて
適性な価格で息の長いブランドを作りたいと思っています。
問題は建材が副産物であることで
製造した材料が回りまわって
価格が変動してしまうことで
最終的に薄利多売にいきついて
抜け出せなくなることです。
最近、各メーカー 力技で値上げを進めていますが
施工単価は上がらないのでユーザーさんは納得しません。
理由は明確で「プロセスを知らない」ことです。
単価の内訳を説明できないと
単純な値下げや価格を合わせることを強いられます。
さらに施工者に品質を投げている点です。
仕様書通りに施工しますが
下地の状態も現場毎に異なるので
責任の所在が曖昧になることもしばしばです。
強みはここにあって
クルーのために製造して施工する
いわゆる責任施工体制ですが
特殊塗装が絡むと一筋縄ではいきません。
理由は最も技術共有が難しいからです。
ここを解消しつつ、高みを目指すことを
目的に集まったチームなので
精鋭部隊であることは言うまでもないです。
適正な価格設定を算出して
乱売することはせず
価値をキープし続ける。
この矛盾のシーソーのバランスを取ることが
信頼に繋がっていくと思います。
もとより顧客がその価格を認めるかが重要なのですが
私は主に一定率を掛けた原価から算出する方法を使っていますが
これは品質や機能というハードの価値で
デザインやアート性といったソフトの価値は
流行や発想力などの生物の部分が含まれます。
こうして価値を言語にして
伝えることが大事な気がします。
まとめると
「この価格でいいっしょ!」みたいな
育児放棄的な考え方は一切しません。
ラグジュアリーブランドには物語が必要です。
まだまだ文化も歴史も浅いので
これから時間とともに成長していくでしょう。
サービスを運営していくことは
価格とも向き合う立場なので
自分が勉強せずに意見することは
ただの暴挙だし生意気なので
必死に考え抜いて挑戦して
いい結果をだしたいと思います。
今日も頑張りましょう!